少年野球をしている子どもに、自主トレーニングを続けてほしい。
そう考える保護者の方は多いと思います。
チーム練習だけで上達するのは簡単ではありません。
家で少しでも素振りをする。
体幹トレーニングをする。
キャッチングの基本を確認する。
野球ノートで振り返る。
こうした小さな積み重ねが、子どもの成長につながっていきます。
しかし、実際にやってみると、自主トレを続けるのは想像以上に難しいものです。
最初はやる気があっても、数日でやらなくなる。
親が声をかけている間はやるけれど、声をかけなくなると止まってしまう。
メニューは決めたのに、子ども自身が必要性を感じていない。
結果として、いつの間にか自主トレが習慣から消えてしまう。
これは、決して珍しいことではありません。
この記事では、実際に子どもたちへ自主トレーニングを取り入れようとした中で感じた課題や失敗、そしてそこから見えてきた改善策をまとめます。
単なる練習メニューの紹介ではなく、子どものやる気をどう引き出すか、自主トレをどう続ける仕組みにするかという視点で解説します。
子どもの自主トレは「やらせる」だけでは続かない
子どもの自主トレでまず感じたのは、親がメニューを用意して「これをやりなさい」と伝えるだけでは、なかなか続かないということです。
もちろん、最初は親がきっかけを作ることも大切です。
小学生の子どもが、自分で課題を見つけ、自分で練習メニューを考え、毎日継続するのは簡単ではありません。
だからこそ、親がサポートすることは必要です。
しかし、サポートの仕方を間違えると、自主トレが子どもにとって「自分のためにやるもの」ではなく、「親に言われたからやるもの」になってしまいます。
この状態になると、親が声をかけている間は続きます。
でも、親が忙しくなったり、声をかけられなくなったりすると、一気に止まってしまいます。
自主トレを本当に続けるためには、子ども自身が、
「少しうまくなった」
「前よりできるようになった」
「これをやると試合につながる」
「またやってみたい」
と感じられることが大切です。
子どもに取り入れた自主トレーニングの内容
子どもたちには、野球のための基礎作りとして、いくつかの自主トレーニングを取り入れようとしました。
目的は、単に体を鍛えることだけではありません。
基礎体力を上げること。
野球に必要な動きを身につけること。
自分で考えて取り組む習慣を作ること。
練習したことが試合につながる感覚を持つこと。
こうした狙いがありました。
具体的には、次のような内容です。
| 種類 | 内容 | 狙い |
|---|---|---|
| 基礎トレーニング | 腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワット | 体力・筋力の土台作り |
| 体幹トレーニング | プランク、バランス系メニュー | 投げる・打つ・守る動作の安定 |
| 打撃練習 | ゆっくりした素振り、フォーム確認 | スイングの形を整える |
| 投球練習 | シャドーピッチング | 投球フォームの確認 |
| 捕球練習 | 左手でボールを捕る練習、基本姿勢の確認 | 守備の基礎作り |
| 振り返り | 野球ノート | 考える力・継続力の育成 |
メニューだけを見ると、それほど難しいものではありません。
むしろ、自宅でも取り組みやすい内容です。
しかし、実際にはこの取り組みは思ったようには続きませんでした。
親が忙しくなると自主トレは止まりやすい
自主トレが続かなかった大きな理由のひとつが、親である自分自身の忙しさでした。
この1カ月ほど、仕事や予定が重なり、子どもたちの自主トレを細かく確認する時間がほとんど取れませんでした。
平日は、子どもたちが寝ている時間に帰宅する。
朝は、子どもたちが起きる前に出勤する。
土曜日も仕事がある。
日曜日も用事が重なり、グラウンドに顔を出せない日がある。
そのような生活が続くと、子どもたちが自主トレをやっているのか、どんな様子なのかを確認できなくなります。
そして、忙しさが少し落ち着いたタイミングで子どもたちに聞いてみると、ほとんど自主トレをやっていなかったことが分かりました。
これは、親として少しショックでもありました。
でも同時に、冷静に考えると当然でもあります。
それまでの自主トレは、子どもたちが自分から始めたものというより、親が声をかけて、親が管理して、親が進めていた部分が大きかったからです。
つまり、仕組みとしては「自主トレ」ではなく、実際には「親主導の家庭練習」に近かったのだと思います。
子どもが自主トレをやらなくなった理由
子どもたちが自主トレをやらなくなった理由は、単に怠けていたからではありません。
もちろん、子どもなので遊びたい気持ちはあります。
ゲームをしたい日もあります。
疲れている日もあります。
面倒くさい日もあります。
でも、それだけではありません。
自主トレが続かなかった背景には、いくつかの理由がありました。
理由①自主トレが「やらされているもの」になっていた
一番大きかったのは、自主トレが子どもたちにとって「自分でやりたいもの」ではなく、「親に言われたからやるもの」になっていたことです。
親としては、子どものためを思ってメニューを考えています。
でも、子どもからすると、
「これをやりなさい」
「毎日やりなさい」
「ちゃんと続けなさい」
と言われると、どうしても義務感が強くなります。
最初は頑張れても、だんだん気持ちが重くなります。
そして、親が見ていないとやらなくなります。
これは、子どものやる気がないというより、練習の目的が子ども自身の中に落ちていなかったということだと思います。
理由②成果を実感できなかった
自主トレが続かないもうひとつの理由は、成果を実感しにくかったことです。
子どもは、大人以上に「できるようになった」という感覚が大切です。
昨日より腕立てが1回増えた。
前より素振りが強くなった。
キャッチングの姿勢が良くなった。
動画で見たらフォームが変わっていた。
試合で練習した動きが出せた。
こうした実感があると、子どもは前向きになります。
しかし、記録を残していなかったり、比較するものがなかったりすると、子ども自身が成長を感じにくくなります。
毎日頑張っているつもりでも、何が変わったのか分からない。
頑張ったことが試合につながっている感覚がない。
だから、だんだんやる意味が分からなくなる。
この状態では、自主トレを続けるのは難しくなります。
理由③メニューの意味が伝わっていなかった
親が考えたメニューには、それぞれ目的があります。
腕立て伏せは、体を支える力をつけるため。
スクワットは、下半身の力を育てるため。
ゆっくりした素振りは、フォームを確認するため。
シャドーピッチングは、投げ方を整えるため。
捕球練習は、守備の基本姿勢を身につけるため。
でも、その意味が子どもに伝わっていなければ、子どもにとってはただの作業になります。
「なんでこれをやるの?」
「これって野球に関係あるの?」
「試合で役に立つの?」
子どもがそう感じている状態では、なかなか自分から取り組めません。
特に小学生の場合、遠い将来のために努力することは難しいです。
「今の自分にどう関係するのか」を分かりやすく伝える必要があります。
理由④メニューが子どものレベルに合っていなかった可能性
自主トレでは、子どものレベルに合った内容にすることも大切です。
大人が良いと思ったメニューでも、子どもにとっては難しすぎたり、逆につまらなすぎたりすることがあります。
難しすぎると、できないことが続いて嫌になります。
簡単すぎると、やる意味を感じにくくなります。
きつすぎると、練習そのものが苦痛になります。
また、正しいフォームが分からないまま筋力トレーニングを行うと、効果が出にくいだけでなく、ケガにつながる可能性もあります。
特に小学生の自主トレは、量よりも質が大切です。
何回やったかよりも、正しい姿勢でできたか。
毎日長くやったかよりも、無理なく続けられたか。
親の理想ではなく、子どもの今の状態に合っているか。
ここを見直す必要があると感じました。
自主トレを成功させるために必要な考え方
今回の経験から、自主トレを成功させるためには、メニューを決めるだけでは足りないと感じました。
大切なのは、子どもが続けられる仕組みを作ることです。
子どもに必要なのは、根性論ではありません。
「やればできる」と言うだけでも不十分です。
「毎日やりなさい」と言うだけでは、なかなか習慣にはなりません。
必要なのは、
- やる意味が分かること
- 成果が見えること
- 楽しさがあること
- 親が関わりすぎないこと
- でも完全に放置しないこと
- 小さな達成感があること
です。
ここからは、今後取り入れたい改善策を具体的にまとめます。
自主トレ成功のコツ①メニューを子どもと一緒に決める
自主トレを続けるためには、メニューを親が一方的に決めるのではなく、子どもと一緒に決めることが大切です。
たとえば、親が、
「今日から毎日これをやりなさい」
と決めるのではなく、
「今、野球で何をうまくなりたい?」
「打つ力を上げたい?守備をうまくなりたい?」
「じゃあ、そのために家で何をやる?」
と聞きながら決める。
これだけでも、子どもの受け取り方は変わります。
自分で選んだメニューなら、少しだけ責任感が生まれます。
また、「やらされている」よりも「自分で決めた」という感覚を持ちやすくなります。
子どもと決める自主トレの例
| 子どもの目標 | 自主トレの例 |
| 強い打球を打ちたい | ゆっくり素振り、素振り、体幹 |
| ゴロを捕れるようになりたい | 転がし捕球、捕球姿勢の確認 |
| 投げ方をよくしたい | シャドーピッチング、軽いキャッチボール |
| 体を強くしたい | スクワット、プランク、腹筋 |
| 試合で落ち着きたい | 野球ノート、試合の振り返り |
子どもの目標から逆算してメニューを決めると、自主トレの意味が伝わりやすくなります。
自主トレ成功のコツ②1日5分から始める
自主トレを習慣にしたいなら、最初からメニューを増やしすぎないことが大切です。
親としては、つい色々やらせたくなります。
腕立て。
腹筋。
背筋。
スクワット。
素振り。
シャドーピッチング。
捕球練習。
野球ノート。
どれも大事です。
でも、最初から全部やろうとすると、子どもにとっては負担になります。
結果として、続かなくなります。
まずは1日5分で十分です。
たとえば、
- 素振り10回だけ
- プランク10秒だけ
- ゴロ捕球10球だけ
- スクワット10回だけ
- 野球ノート1行だけ
これくらいから始めてよいと思います。
大切なのは、毎日完璧にやることではありません。
「今日も少しできた」という感覚を積み重ねることです。
自主トレ成功のコツ③成果を見える化する
子どものやる気を引き出すためには、成果を見える化することが大切です。
努力しているのに、何が変わったのか分からない。
これでは、子どもは続ける意味を感じにくくなります。
逆に、小さな変化でも見えるようになると、やる気につながります。
成果を見える化する方法
- カレンダーに丸をつける
- 回数を記録する
- 週に1回動画を撮る
- できたことをノートに書く
- 親が一言コメントを書く
- 月の最後に成長を振り返る
特におすすめなのは、動画です。
素振りや投球フォーム、捕球姿勢などは、動画で見ると変化が分かりやすくなります。
子ども自身も、
「前より振れている」
「フォームがきれいになった」
「捕る姿勢が低くなった」
と気づけることがあります。
これは、親が言葉で説明するよりも効果的な場合があります。
自主トレ成功のコツ④ゲーム感覚を取り入れる
子どもにとって、楽しいことは続きやすいです。
自主トレも、ただ回数をこなすだけではなく、ゲーム感覚を取り入れると続けやすくなります。
ゲーム感覚の例
- 10球中何球正しく捕れるか
- 素振りを何日連続で続けられるか
- プランクの秒数を少しずつ伸ばす
- 親子でスクワット対決をする
- 的に向かって投げる
- 動画を見て「昨日より良いところ」を探す
ここで大切なのは、子どもを追い込む競争にしないことです。
勝ち負けを楽しむのはよいですが、負けたら怒る、できなかったら責めるという形になると逆効果です。
あくまでも、楽しみながら続ける工夫として取り入れることが大切です。
自主トレ成功のコツ⑤親も一緒に取り組む
子どもに自主トレを続けてほしいなら、親も少しだけ一緒に取り組むことが効果的です。
もちろん、親が毎日長時間付き合う必要はありません。
忙しい日もあります。
時間が取れない日もあります。
それでも、5分だけ一緒にやる。
最初の1セットだけ見る。
動画を撮る。
終わった後に一言褒める。
これだけでも、子どものモチベーションは変わります。
子どもにとって、親が見てくれていることは大きな力になります。
「ちゃんと見てくれている」
「頑張ったことに気づいてくれる」
「一緒にやってくれる」
この感覚があると、自主トレは孤独な作業ではなくなります。
自主トレ成功のコツ⑥親が管理しすぎない
一方で、親が管理しすぎると、自主トレは続きにくくなります。
毎日細かくチェックする。
少しでもできていないと注意する。
フォームの悪いところばかり指摘する。
メニューを全部親が決める。
やらなかったことを責める。
こうなると、子どもは自主トレを嫌いになってしまいます。
親の役割は、監視することではありません。
子どもが続けやすい環境を作ることです。
親の関わり方の目安
| NGな関わり方 | おすすめの関わり方 |
| やったの?と責める | 今日は何をやる?と聞く |
| できていない所だけ指摘する | 良くなった所を先に伝える |
| 毎日完璧を求める | できた日を積み上げる |
| 親が全部決める | 子どもに選ばせる |
| 長時間やらせる | 短時間で終わらせる |
親が少し引くことで、子どもが自分で考える余白が生まれます。
自主トレ成功のコツ⑦ご褒美よりも達成感を大切にする
自主トレを続けるために、ご褒美を使う方法もあります。
たとえば、
「1週間続いたら好きなおやつ」
「1カ月続いたら野球道具を買う」
「目標を達成したら外食」
こうしたご褒美は、きっかけとしては効果がある場合もあります。
ただし、ご褒美だけが目的になると、自主トレの意味がずれてしまうこともあります。
本当に大切なのは、子どもが達成感を感じることです。
「続けられた」
「前よりできるようになった」
「試合で少し役に立った」
「自分で決めたことをやれた」
この感覚が、自主トレの本当のモチベーションになります。
ご褒美を使う場合も、物だけではなく、
「よく続けたね」
「前より動きが良くなったね」
「自分で決めたことを守れたね」
という言葉をセットにするとよいと思います。
自主トレ成功のコツ⑧野球ノートと組み合わせる
自主トレを続けるうえで、野球ノートはとても相性が良いです。
野球ノートというと、試合の反省を書くものというイメージがあるかもしれません。
しかし、自主トレの記録にも使えます。
自主トレ用の野球ノートに書くこと
- 今日やったメニュー
- できたこと
- 難しかったこと
- 明日やること
- 親やコーチに言われたこと
- 自分で気づいたこと
長い文章を書く必要はありません。
小学生なら、1行でも十分です。
たとえば、
「今日は素振り10回できた」
「ゴロ捕球で前より腰を低くできた」
「プランクが昨日より5秒長くできた」
「明日はキャッチボールをやりたい」
これだけでも、自主トレの意味が残ります。
ノートに書くことで、子ども自身が自分の成長を振り返るきっかけになります。
自主トレを続けるための具体的な仕組み
ここからは、実際に自主トレを続けるための仕組みを紹介します。
ポイントは、難しくしないことです。
仕組みが複雑すぎると、親も子どもも続きません。
簡単で、見やすくて、すぐ始められる形が理想です。
仕組み①週3回から始める
毎日やることを目標にすると、できなかった日に気持ちが切れてしまうことがあります。
そのため、最初は週3回でも十分です。
たとえば、
- 月曜日:体幹トレーニング
- 水曜日:素振り
- 金曜日:捕球練習
のように決めます。
慣れてきたら、日数を増やしてもよいです。
最初から完璧を目指さないことが、継続のコツです。
仕組み②メニューは3つまでにする
1日にやるメニューは、多くても3つまでにすると続けやすいです。
たとえば、
打撃の日
- スローモーション素振り
- 素振り
- 体幹
守備の日
- 捕球姿勢
- ゴロ捕球
- 握り替え
体づくりの日
- スクワット
- プランク
- ストレッチ
このようにテーマを分けると、子どもも分かりやすくなります。
仕組み③チェック表を作る
自主トレを続けるには、チェック表があると便利です。
カレンダーでも、紙でも、ホワイトボードでも構いません。
チェック表の例
| 日付 | メニュー | できた? | 一言 |
| 月曜日 | 素振り10回 | ○ | 最後まで振れた |
| 火曜日 | 休み | – | 疲れていた |
| 水曜日 | ゴロ捕球10球 | ○ | 正面に入れた |
| 木曜日 | 体幹 | ○ | プランク20秒 |
| 金曜日 | 素振り10回 | ○ | 昨日より強く振れた |
できなかった日があっても問題ありません。
大切なのは、記録を残して流れを見ることです。
仕組み④月に1回だけ振り返る
毎日細かく振り返るのは大変です。
そのため、月に1回だけでも、子どもと一緒に振り返る時間を作るとよいです。
振り返りで話すこと
- 今月続けられたこと
- 前よりできるようになったこと
- まだ苦手なこと
- 来月やりたいこと
- 試合で変化を感じたこと
この振り返りをすることで、自主トレがただの作業ではなく、成長につながっていることを確認できます。
自主トレで注意したいこと
自主トレは大切ですが、やり方を間違えると逆効果になることもあります。
特に小学生の場合は、体も心も成長途中です。
無理をさせすぎないことが大切です。
注意点①やりすぎない
上達してほしい気持ちが強いほど、つい練習量を増やしたくなります。
しかし、自主トレはやりすぎると続きません。
体への負担も大きくなります。
特に投げる練習は、肩や肘への負担に注意が必要です。
痛みがあるときは、無理に続けないようにしましょう。
注意点②正しいフォームを確認する
筋力トレーニングや素振り、シャドーピッチングは、正しいフォームで行うことが大切です。
間違ったフォームで繰り返すと、悪い癖がついたり、体に負担がかかったりする可能性があります。
親が分からない場合は、コーチや経験者に確認してもらうのもよいです。
動画を撮って確認するだけでも、気づけることがあります。
注意点③練習を罰にしない
自主トレを罰のようにしてしまうと、子どもは練習を嫌いになります。
「打てなかったから素振り100回」
「エラーしたから筋トレ」
「やらなかったから怒る」
このような形になると、自主トレは前向きなものではなくなります。
自主トレは、子どもが成長するための時間です。
できなかったことを責める時間ではありません。
注意点④親の熱量を押しつけすぎない
親が本気になることは悪いことではありません。
むしろ、子どもの成長を応援する気持ちは大切です。
ただし、親の熱量が強すぎると、子どもが苦しくなることもあります。
親は将来を見ています。
でも、子どもは今日の楽しさや目の前の気持ちで動いています。
その差を理解することが大切です。
子どもが疲れている日もあります。
やる気が出ない日もあります。
野球以外のことをしたい日もあります。
そういう日があっても、すぐに失敗と決めつけないことが大切です。
自主トレを成功させる親の役割
自主トレを続けるうえで、親の役割はとても大きいです。
ただし、親がすべてを管理する必要はありません。
親の役割は、子どもを動かすことではなく、子どもが動きやすい環境を作ることです。
親ができること
- 練習する時間を一緒に決める
- 道具を準備しやすくする
- メニューを一緒に選ぶ
- 動画を撮る
- できたことを褒める
- コーチのアドバイスを家庭練習に落とし込む
- 無理をしていないか確認する
親が完全に放置すると続きにくい。
でも、管理しすぎても自主性が育ちにくい。
このバランスが難しいところです。
理想は、親が横に立つことです。
前から引っ張りすぎず、後ろから押しすぎず、横で一緒に進むイメージです。
自主トレが続かないときは失敗ではなく見直しのチャンス
今回、自主トレが思ったように続かなかったことで、最初は失敗したようにも感じました。
でも、振り返ってみると、これは失敗というより見直しのチャンスだったと思います。
子どもたちがやらなかったことで、
- 親が管理しすぎていたこと
- 子ども自身の目的になっていなかったこと
- 成果が見える仕組みがなかったこと
- メニューの意味が伝わっていなかったこと
- 続ける仕組みが弱かったこと
に気づくことができました。
これは、今後の取り組みを改善するための大事な材料です。
自主トレは、一度決めた形をずっと続ける必要はありません。
子どもの成長や生活状況に合わせて、何度でも見直してよいものです。
これからの自主トレ方針
今後は、自主トレをもう一度立て直していきたいと考えています。
ただし、以前のように親が一方的にメニューを決める形ではなく、子どもたちと一緒に決める形にします。
今後の方針
- メニューは少なくする
- 1日5分から始める
- 子どもに選ばせる
- 週3回でもOKにする
- チェック表で見える化する
- 月に1回振り返る
- 動画で成長を確認する
- できたことを褒める
- 野球ノートと組み合わせる
- 無理に毎日やらせない
自主トレを「やらなければいけないもの」ではなく、「自分が成長するための小さな習慣」に変えていくことが目標です。
子どもの自主トレ成功術まとめ
子どもの自主トレを成功させるために大切なのは、練習メニューそのものだけではありません。
もちろん、腕立て伏せ、腹筋、スクワット、素振り、シャドーピッチング、捕球練習など、どんな練習をするかも大切です。
しかし、それ以上に大切なのは、子どもが前向きに続けられる仕組みを作ることです。
今回の経験から、自主トレが続かない理由として、
- 親に言われてやるものになっていた
- 成果が見える形になっていなかった
- メニューの意味が伝わっていなかった
- 子どものレベルに合っていなかった可能性がある
- 親が忙しくなると止まってしまう仕組みだった
という課題が見えてきました。
だからこそ、これからは、子ども自身が納得して取り組める形に変えていくことが大切です。
1日5分でもいい。
週3回でもいい。
素振り10回でもいい。
野球ノート1行でもいい。
できなかった日があってもいい。
大切なのは、やめてしまったら終わりではなく、また始められる形にしておくことです。
自主トレは、子どもを追い込むためのものではありません。
子どもが自分の成長を感じるためのものです。
親は、子どもにやらせるだけではなく、子どもが続けやすい環境を整えることが大切です。
そして、できたことを見つけて、言葉にして伝えてあげることが大切です。
子どもが自分で考え、自分で決め、自分で少しずつ積み重ねていく。
その力が育てば、野球だけでなく、勉強や生活にもつながっていきます。
自主トレが続かなかった経験も、無駄ではありません。
そこから見直し、仕組みを変え、また始めればいいのです。
子どもの自主トレは、親子で一緒に作っていくものです。
焦らず、比べず、無理なく。
小さな成功体験を積み重ねながら、子どもの成長をサポートしていきましょう。


この記事へのコメントはありません。