【第6話】SNSがつないだ、思いがけない出会い

【第6話】SNSがつないだ、思いがけない出会い

3月の大会が終わって、
正直、心も体も少し擦り切れていた。

「まだ続くのか…」

そんな気持ちを抱えたまま迎えた4月。
でも、この月は、それまでとは少し違った。

なんとなく続けていたInstagram

父母会長になってから、
チームのInstagramを引き継いだ。

正直、最初は“義務”に近かった。

  • 誰かがやらなきゃいけない
  • 放置するわけにもいかない
  • でも、成果は見えない

正直、
「これ、意味あるのかな」と思いながら続けていた。


派手なことはしていない

  • 練習風景
  • 試合の一コマ
  • 子どもたちの表情

特別な編集も、
バズる工夫もしていない。

ただ、
「今、こういうチームです」
それだけを、淡々と出していただけだった。

ある日届いたDM

4月のある日、
Instagramに一通のDMが届いた。

「突然すみません
子どもたち向けに、
グローブのメンテナンス教室をやらせてもらえませんか?」

正直、最初は戸惑った。

  • 企業?
  • 営業?
  • 怪しくないか?

でも、やり取りを重ねるうちに、
違和感は消えていった。

「売るため」じゃない人たちだった

その企業の人たちは、

  • 無理に売らない
  • 押し付けない
  • 子ども目線で話す

何より、

「道具を大切にすることも、野球の一部だと思っています」

この言葉に、
すっと腑に落ちるものがあった。

グローブメンテナンス教室 当日

当日。
子どもたちは、いつもと違う表情をしていた。

  • 自分のグローブを磨く
  • 革の匂いを嗅ぐ
  • どうして手入れが必要なのかを聞く

「グローブって、こんなに変わるんだ」

ツヤツヤになったグローブを見て、
子どもたちは本当に嬉しそうだった。

親の反応も、違った

いつもなら、

  • 手伝い
  • 当番
  • 段取り

そういう話題になりがちなのに、
この日は違った。

  • 「いい時間だったね」
  • 「子ども、すごく楽しそうだった」
  • 「こういうの、またやりたいね」

久しぶりに、
**“前向きな空気”**を感じた。

「やっててよかった」と初めて思った瞬間

この日、
心の中で初めてこう思った。

ああ、
Instagram続けててよかったな

大会運営みたいに、
誰かに感謝されるわけでもない。

でも確かに、
チームにとってプラスになった出来事だった。

小さな成功。でも大きな意味

この出来事は、

  • チームを強くしたわけでも
  • 勝たせたわけでもない

でも、

  • 大人が前向きになり
  • 子どもが野球を好きになる

その“土台”を作った出来事だった。

次回予告(第7話)

4月後半。
ジュニアの公式戦。

去年、
合同チームで試合に出られなかった相手との再戦。

家庭内のすれ違い、
前夜の出来事、
そして――
息子が放った一本のヒット。

この物語で、
感情が一気に噴き出す回になります。

続きを読む(第7話)

フルスイングファンの歩き方

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